2-1-2法とは?
2-1-2法は、ブラックジャックなどのカジノゲームで用いられるポジティブプログレッションベット戦略の一つです。基本的な考え方は、連勝時にベット額を増やしていくというものです。
具体的には、以下の手順でベット額を調整します。
- 2ユニットをベットする
- 勝ったら1ユニットに減らす
- もう一度勝ったら2ユニットに増やす
- さらに勝ったら、1ユニットずつ増やしていく
この戦略は、連勝中にベット額を増やすことで、利益を最大化することを目指します。
他のベット戦略との違い
2-1-2法は、マーチンゲール法やダランベール法などのネガティブプログレッションベット戦略とは異なり、連敗時にベット額を増やすのではなく、連勝時にベット額を増やす点が特徴です。
マーチンゲール法やダランベール法は、負けを取り戻すことに重点を置いているため、連敗が続くと資金が急速に減ってしまうリスクがあります。一方、2-1-2法は、連勝中に利益を積み重ねることに重点を置いているため、資金の減少リスクを抑えながらプレイできます。
2-1-2法のメリット・デメリット
メリット
- 連勝時に利益を最大化できる
- 資金の減少リスクを抑えられる
- 初心者でも理解しやすく、実践しやすい
デメリット
- 連敗が続くと利益が得られない
- 大きな損失が出る可能性がある
- テーブルリミットに注意が必要
2-1-2法の実践方法
ベット単位を決める
最初に、自分の資金に合わせて1ユニットあたりのベット単位を決めましょう。一般的には、総資金の5%以下が適切とされています。
ベット額を調整する
2-1-2法の手順に従って、ベット額を調整します。
- 2ユニットをベット
- 勝ったら1ユニットに減らす
- もう一度勝ったら2ユニットに増やす
- さらに勝ったら、1ユニットずつ増やしていく
- 負けた場合はスタートの2ユニットに戻してベット
資金管理を徹底する
2-1-2法は、連敗が続くと利益が得られないため、資金管理が非常に重要です。常に自分の資金状況を把握し、無理のない範囲でベットするようにしましょう。
ブラックジャックで2-1-2法シミュレーション!連勝で利益を伸ばせるかがポイント
仮定条件
- 初期資金:500ドル
- 1ユニット:10ドル
- プレイゲーム数:15ゲーム
ゲーム数 | 勝敗 | ベット額 | 累計収支 |
1 | 勝ち | 20ドル | 520ドル |
2 | 勝ち | 10ドル | 530ドル |
3 | 勝ち | 20ドル | 550ドル |
4 | 負け | 30ドル | 520ドル |
5 | 勝ち | 20ドル | 540ドル |
6 | 負け | 10ドル | 530ドル |
7 | 勝ち | 20ドル | 550ドル |
8 | 負け | 10ドル | 540ドル |
9 | 勝ち | 20ドル | 560ドル |
10 | 負け | 10ドル | 550ドル |
11 | 勝ち | 20ドル | 570ドル |
12 | 勝ち | 10ドル | 580ドル |
13 | 勝ち | 20ドル | 600ドル |
14 | 負け | 30ドル | 570ドル |
15 | 勝ち | 20ドル | 590ドル |
上記のブラックジャックシミュレーションでは、2-1-2法を用いて15ゲームプレイした結果、初期資金500ドルが590ドルとなり、90ドルの利益となりました。
2-1-2法の特徴である「連勝時にベット額を増やす」戦略が効果を発揮し、3連勝、2連勝を複数回達成することで、着実に資金を増やしていくことができました。
特に、ゲーム11から13にかけての3連勝では、ベット額が20ドル→10ドル→20ドルと増加し、この間に40ドルの利益を獲得しています。
今回のシミュレーション結果から、2-1-2法は、連勝時に効果的に利益を伸ばせる戦略であることが示唆されました。
ただし、注意すべき点もあります。2-1-2法は連敗に弱く、一度負けるとベット額がリセットされてしまいます。今回のシミュレーションでも、連敗によって一時的に資金が減少する場面が見られました。
したがって、2-1-2法を活用する際は、資金管理を徹底し、連敗が続いた場合は無理にベット額を増やさず、状況に応じて戦略を調整することが重要です。
2-1-2法は、ブラックジャックで連勝を狙い、利益を最大化したいプレイヤーにとって魅力的な戦略です。しかし、連敗時のリスクも考慮し、適切な資金管理と戦略の柔軟な運用が求められます。
今回のシミュレーション結果を参考に、2-1-2法の特性を理解し、ブラックジャックのプレイに役立てていただければ幸いです。