ブラックジャック・スイッチ基本情報
デッキ数 | 6~8デッキ |
10のカード | あり |
ディーラーのカード | 2枚(アップカードとホールカード) |
ディーラーのソフト17 | ヒット |
プッシュ | あり |
スプリット | 可 |
Aの再スプリット | 可 |
スプリット後のダブルダウン | 可 |
インシュランス | 不可 |
サレンダー | 不可 |
ナチュラルブラックジャックの配当 | 2倍 |
特別役 | なし |
ブラックジャック・スイッチは2つの手を持ち、カード交換できるというユニークな特徴
ブラックジャック・スイッチは、通常のクラシックブラックジャックに「スイッチ」という要素が加わった、戦略性と興奮度がさらに高まったバリエーションです。最大の特徴は、プレイヤーが2つの手札を持ち、その上のカードを交換できる「スイッチ」というアクションです。このスイッチを駆使することで、ダブルやスプリットといった通常のブラックジャックでは難しい戦略も可能になり、より有利な状況を作り出すことができます。
通常のブラックジャックとは異なり、ブラックジャック・スイッチでは、スイッチというアクションが加わるため、戦略の幅が格段に広がります。スイッチによって手札が変化するため、基本戦略も複雑になりますが、同時に、より高度な戦略を駆使して勝利を目指すことができます。
ただし、ブラックジャック・スイッチのハウスエッジは、通常のブラックジャックよりもわずかに高くなります。これは、プレイヤーがスイッチによって有利な状況を作り出せる可能性があるため、カジノ側がバランスを取るために設定しているものです。
ブラックジャック・スイッチ攻略のカギ!基本戦略とカード交換のタイミング
ブラックジャック・スイッチの基本戦略は、ディーラーのアップカードと自分の2つの手札の組み合わせに応じて、最適なアクション(ヒット、スタンド、ダブルダウン、スプリット、スイッチ)を選択するものです。基本戦略表を参考にしながら、状況に応じた最適なアクションを選びましょう。
カード交換(スイッチ)は、ブラックジャック・スイッチの醍醐味であり、勝敗を大きく左右する要素です。スイッチによって、21に近い手札を作ったり、ペアを作ってスプリットしたり、不利な状況を打開したりすることができます。
スイッチでブラックジャックをつくる
上記の例ではプレーヤーのハンドが10と6、6とAに対してディーラーのアップカードは8となっています。ディーラーが10、J、Q、K、Aを引いてしまう可能性を考えれば、通常のブラックジャックでは左右どちらもヒットの選択をすることになりますが、左側はバーストする可能性が高く、右側も18以上を上回れる可能性があるとは言い切れません。つまり左右どちらも負けてしまう可能性がある状態といえます。
しかし、ブラックジャック・スイッチでは、カードをスイッチすることで有利な手をつくることが可能。上記の例では左のハンドの6と右のハンドのAをスイッチ。そうすることで左のハンドはブラックジャックが完成します。
上記の例ではディーラーがKを引き18となりました。右のハンドはバーストしてしまいましたが左のハンドはブラックジャックのため勝利。結果としてはトータルでイーブンのゲームとなりましたが、左右どちらも負けることは防ぐことができました。このようにブラックジャック・スイッチではカードのスイッチによって通常とは異なる戦略を立てることができます。
ペアをつくってスプリットする
上記の例ではプレーヤーのハンドがAと6、7とAに対してディーラーのアップカードは8となっています。プレーヤーは左右どちらもソフトハンドなので通常のブラックジャックではヒットを選択しますが、ディーラーが10、J、Q、K、Aを引いてしまう可能性があり、ヒットをしたとしても必ず18を上回れるとは限らず、左右どちらも負けてしまう恐れがあります。
この場合では左のハンドの6と右のハンドのAをスイッチ。Aのペアがつくれることで左のハンドは2枚ともブラックジャックを狙えるスプリットをすることができます。
結果的に上記の例ではスプリットをした2枚ともブラックジャックとなり勝利。右のハンドはバーストしてしまいましたが、スイッチをすることでトータルではプラスのゲームとなりました。
ブラックジャック・スイッチのゲームの流れ
ブラックジャック・スイッチは、プレイヤーとディーラーがそれぞれ2枚のカードを受け取り、手持ちのカードの合計値を21に近づけることを競うゲームです。
ベットする
プレイヤーは2つの手札にそれぞれ同額のベットを置きます。
カードの配布
ディーラーは各手札に2枚ずつカードを配り、自分の手札も2枚受け取ります。ディーラーの1枚目のカードは表向きにされます。
スイッチ
プレイヤーは、2つの手札の上のカードを交換するかどうかを選択できます。
プレイヤーのアクション
スイッチ後、各手札に対して通常のブラックジャックと同様に、ヒット、スタンド、ダブルダウン、スプリットなどのアクションを行います。
- ヒット (Hit): カードをもう1枚引く。手札の合計が低い場合や、ディーラーのアップカードが高い場合に有効です。
- スタンド (Stand): カードを引かずに手札を確定させる。手札の合計が21に近い場合や、ディーラーがバーストしそうな場合に選択します。
- スプリット (Split): 最初の2枚が同じランクのカードだった場合に選択できます。手札を2つに分け、それぞれに賭け金を置いて別々にプレイします。
- ダブルダウン (Double Down): 最初の2枚のカードを見て、勝てる可能性が高いと判断した場合に選択できる強力なアクションです。賭け金を2倍にする代わりに、1枚だけカードを引いて手札を確定させます。
ディーラーのアクション
ディーラーは17以上になるまでカードを引き、最終的にプレイヤーとディーラーの手札を比較して勝敗が決まります。
勝敗の決定
- ディーラーがバーストする(手札の合計が21を超える)
- ディーラーよりも21に近い点数を持つ
- プレイヤーがナチュラルブラックジャック
ブラックジャック・スイッチのハウスエッジは高い?
種類 | ハウスエッジ |
アトランティックシティブラックジャック | 約0.35% |
ベガスストリップブラックジャック | 約0.35% |
ポンツーン | 約0.38% |
スパニッシュ21 | 約0.40% |
クラシックブラックジャック | 約0.5% |
ブラックジャックスイッチ | 約0.58% |
ヨーロピアンブラックジャック | 約0.62% |
ダブルエクスポージャーブラックジャック | 約0.66% |
プログレッシブブラックジャック | 約2% |
ブラックジャック・スイッチのハウスエッジは、約0.58%と言われており、クラシックブラックジャックの約0.5%-1と比較するとやや高いハウスエッジになっています。
ブラックジャックスイッチのハウスエッジがクラシックブラックジャックよりも高くなる主な理由は、プレイヤーに有利なカード交換ルールと、プッシュ時にスイッチ後のベットが没収されるという不利なルールの2点です。カード交換は戦略的なプレイを可能にし、プレイヤーに有利な状況を作り出す可能性がありますが、同時にカジノ側にとってはリスクとなります。そのため、カジノ側はハウスエッジを高く設定することでバランスを取っています。プッシュ時のルールもまた、プレイヤーにとって不利であり、ハウスエッジを高める要因となっています。
しかし、ブラックジャックスイッチはカード交換という戦略的要素が魅力であり、ルールを理解し最適な戦略を駆使することで、十分に楽しむことができるゲームです。
まとめ
ブラックジャック・スイッチは、通常のブラックジャックに「スイッチ」という要素が加わった、戦略性と興奮度が高いゲームです。プレイヤーは2つの手札を持ち、その上のカードを交換できる「スイッチ」というアクションを駆使することで、通常のブラックジャックでは難しい戦略も可能になり、より有利な状況を作り出すことができます。
スイッチによって手札が変化するため、基本戦略は複雑になりますが、同時に、より高度な戦略を駆使して勝利を目指すことができます。ブラックジャック・スイッチの基本戦略は、ディーラーのアップカードと自分の2つの手札の組み合わせに応じて、最適なアクションを選択することです。カード交換(スイッチ)は、ブラックジャック・スイッチの醍醐味であり、勝敗を大きく左右する要素です。スイッチによって、21に近い手札を作ったり、ペアを作ってスプリットしたり、不利な状況を打開したりすることができます。
ブラックジャック・スイッチのハウスエッジは、通常のブラックジャックよりもわずかに高いですが、これはプレイヤーがスイッチによって有利な状況を作り出せる可能性があるため、カジノ側がバランスを取るために設定しているものです。
ブラックジャック・スイッチは、カード交換という戦略的要素が魅力であり、ルールを理解し最適な戦略を駆使することで、十分に楽しむことができるゲームです。