ブラックジャックのココモ法って一体何?
ココモ法は、ブラックジャックで用いられるベット戦略の一つです。負けた時に賭け金を特定の法則で増やしていくことで、勝った際に損失を取り戻し、利益を確保することを目指します。
他の戦略と比べて知名度は低いものの、その独自のルールと潜在的な利益から、一部のプレイヤーから注目を集めています。
ココモ法の仕組みを分かりやすく解説!
ココモ法のルールは、以下の通りです。
- 最初のベット: 任意の金額をベットします。
- 負けた場合: 次のベット額は、前回のベット額 + 最初のベット額に設定します。
- 勝った場合: 次のベット額は、最初のベット額 に戻します。
例えば、最初のベット額を10ドルとした場合、
- 1回目: 負け (-10ドル) → 2回目のベット額は20ドル (10ドル + 10ドル)
- 2回目: 負け (-20ドル) → 3回目のベット額は30ドル (20ドル + 10ドル)
- 3回目: 勝ち (+30ドル) → 4回目のベット額は10ドル (最初のベット額に戻る)
ココモ法を使うメリット・デメリットを徹底分析!
ココモ法には、他のベット戦略と同様にメリットとデメリットがあります。
メリット
- 資金効率が良い: マーチンゲール法と比べて、賭け金の増加が緩やかであるため、資金効率が良いです。
- 心理的な負担が少ない: 賭け金が極端に大きくならないため、マーチンゲール法よりも心理的な負担が少ないです。
デメリット
- 連敗が続くと厳しい: 連敗が続くと、ベット額が増加し、資金が尽きるリスクがあります。
- テーブルリミットに注意: カジノによってはテーブルリミットが設定されているため、ココモ法を継続できない場合があります。
ココモ法とマーチンゲール法はどちらが有利?
ココモ法とマーチンゲール法は、どちらもカジノゲームにおけるベット戦略ですが、それぞれ異なる特徴を持っています。
特徴 | マーチンゲール法 | ココモ法 |
ベット額の増加 | 急激 | 緩やか |
資金ショートのリスク | 高い | 低い |
適用できるゲーム | 勝率が約50%のゲーム (ルーレットの赤/黒、偶数/奇数など) | 勝率が約33%のゲーム (ルーレットの1ダースベットなど) |
マーチンゲール法は、負けた際にベット額を倍にすることで、勝った際に損失を取り戻し、利益を得ることを目指します。短期的には有効な可能性がありますが、連敗すると資金が尽きるリスクが高く、ベット上限額にも注意が必要です。
一方、ココモ法は、負けたら最初のベット額と前回のベット額の合計を次のベット額にする戦略です。マーチンゲール法に比べて資金が尽きるリスクは低いですが、短期的な利益は出にくく、長期的な視点が必要です。
ココモ法はブラックジャックに不向き?
ココモ法はマーチンゲール法と同様、負けを取り戻すためのベッティング戦略ですが、配当が2倍のゲームには不向きです。
これは、ココモ法のベット額の増加パターンが理由で、例えば1ドルからスタートし3連敗すると、4回目のベット額は4ドルとなり、この時点での損失は10ドルに達します。仮にブラックジャックをプレイしていた場合、4回目のベットで勝ったとしても、配当は2倍なので4ドル×2倍=8ドルで2ドルの損失が生まれ、マーチンゲール法のように一度の勝ちで全ての損失を取り戻すことは不可能となってきます。
- 100ドルスタートで配当2倍のゲームのシミュレーション
ゲーム数 | 勝敗 | ベット額 | 配当 | 累計収支 |
1 | 負け | 10ドル | 0ドル | 90ドル |
2 | 負け | 20ドル | 0ドル | 70ドル |
3 | 負け | 30ドル | 0ドル | 40ドル |
4 | 勝ち | 40ドル | 80ドル | 80ドル |
- 100ドルスタートで配当3倍のゲームのシミュレーション
ゲーム数 | 勝敗 | ベット額 | 配当 | 累計収支 |
1 | 負け | 10ドル | 0ドル | 90ドル |
2 | 負け | 20ドル | 0ドル | 70ドル |
3 | 負け | 30ドル | 0ドル | 40ドル |
4 | 勝ち | 40ドル | 120ドル | 120ドル |
そのため、ココモ法は、最低でも3倍の配当が期待できるゲームでこそ真価を発揮する戦略と言えるでしょう。
ココモ法の実践方法
ベット単位を決める
最初に、自分の資金に合わせて1ユニットあたりのベット単位を決めましょう。一般的には、総資金の5%以下が適切とされています。
ベット額を調整する
ココモ法の手順に従って、ベット額を調整します。
- 1ユニットをベット
- 負けたら最初のベットの1ユニットに加え1ユニットを増やす
- さらに負けたら前回の2ユニットに加え1ユニットを増やす
- さらに負けたら前回の3ユニットに加え1ユニットを増やす
- 勝った場合はスタートの1ユニットに戻してベット
ココモ法の実践における注意点
ココモ法は、短期的な視点では魅力的に映りますが、長期的な視点で考えるとリスクが高い戦略です。
- 資金管理の徹底: ココモ法は連敗時にベット額が急増するため、資金管理を徹底し、無理のない範囲でプレイすることが重要です。
- テーブルリミットの確認: プレイする前に、カジノのテーブルリミットを確認し、ココモ法を継続できるか確認しましょう。
- メンタルコントロール: 連敗が続くと心理的な負担が大きくなるため、冷静さを保ち、感情的な判断を避けることが大切です。
ココモ法、実際の効果は?短期的な利益と長期的なリスクの検証
ココモ法が実際に有効な戦略なのか、シミュレーションで検証してみましょう。
仮定条件
- 初期資金:100ドル
- 初期ベット額:10ドル
- プレイゲーム数:10ゲーム
ゲーム数 | 勝敗 | ベット額 | 累計収支 |
1 | 負け | 10ドル | 90ドル |
2 | 負け | 20ドル | 70ドル |
3 | 勝ち | 30ドル | 100ドル |
4 | 勝ち | 10ドル | 110ドル |
5 | 負け | 10ドル | 90ドル |
6 | 負け | 20ドル | 70ドル |
7 | 負け | 30ドル | 40ドル |
8 | 勝ち | 40ドル | 80ドル |
9 | 勝ち | 10ドル | 90ドル |
10 | 負け | 10ドル | 80ドル |
上記のシミュレーションでは、初期資金100ドルから開始し、10ゲームプレイした結果、最終的な収支は80ドルとなりました。つまり、20ドルの損失を出したことを意味します。
ココモ法では、負けた場合はベット額を増やし、勝った場合はベット額を減らす戦略です。今回のシミュレーションでは、このパターンが明確に現れています。。
ココモ法はマーチンゲール法に比べて資金の減少が緩やかであり、資金が尽きるリスクを低減できるというメリットがあります。今回のシミュレーションでも、最大で40ドルまで資金が減りましたが、その後持ち直しています。
ココモ法は、長期的な視点で資金管理を行いながら、勝率33%程度のゲームに適用することで、効果を発揮する可能性があります。ただし、常にリスクを意識し、無理のない範囲で利用することが重要です。